ヨガレッスン第5日目 アシュタンガヨガ(3回目:アイアンガーヨガ)

ヨガレッスン第5日目 アシュタンガヨガ(3回目:アイアンガーヨガ)

アイアンガーヨガとは

この日はアイアンガーヨガを指導しているインストラクターのクラスでした。
アイアンガーヨガとは、インドのB・K・Sアイアンガー師(1918/12/14~)によって創られた
近代的ヨガの1つです。

アイアンガーヨガの特徴は、正確にポーズ(アサナ)をとることに重点を置いています。
ブロックやベルトなどの簡単な補助道具を使い、
1つ1つのポーズの完成度を高めていくことを目的としています。
呼吸とともに、丁寧にポーズをとっていくことで、柔軟性のある身体を培うとともに、
精神的なリラクゼーションを得られるようになります。
また、身体のバランスを整える効果もあります。

レッスンの流れ

今回のレッスンでは、いつものブランケットとブロックの他に、
ベルトを多く使用しました。
1日目、3日目のアシュタンガ・ヴィンヤサ・ヨガや、パワーヨガと違い、
1つのポーズを行なう前に、ブロックやベルトを使って、
段階的に身体をそのポーズに近づけていき、最終的に補助器具なしでポーズをとる、
という流れでした。

その他に、太陽礼拝Aのポーズも取り入れましたが
この太陽礼拝のポーズに入る前にもベルトを使い、
それぞれのポーズの身体の伸び方や肩甲骨の位置、などをおさらいしてから
取り組む、というものでした。

ベルトを使ったレッスン

ベルトとは、5cm幅の布製のベルトで、ちょうどスーツケースを留めるベルトに似ています。
使用する時は、ベルトの一番端をバックルで止めて輪を作り、
それを1本のベルトにして使用しました。布の部分が2重になった状態です。

太陽礼拝の「下を向いた犬のポーズ(ダウンドック)」にむけたレッスン

ブロックの上に座り、スネを交差して座ります。
右手でベルトの右端を、左手でベルトの左端を持ち、
息を吸いながら、ベルトを並行にしたまま伸びをするように、頭の上まで持ち上げます。
息を吐きながら、その状態のまま肩だけ下げ、
息を吸いながら、さらに胸を上に反らせます。手が頭の後ろ後方にきます。
息を吐きながら、ベルトを並行にしたまま手を下ろします。

この動きの、上に伸びた状態が、太陽礼拝の中でとる「下を向いた犬のポーズ」(ダウンドックと言います)と同じなのだそうです。

肩を下げることがポイントで、首を長くして、肩から耳を遠ざけるようにして
肩と首の間を長く保ちます。

このようにして、最初からいきなり太陽礼拝に入るのではなく、
補助器具を用いて、ポーズの形をマットの上で復習して、
身体にその感覚を覚えさせてから、太陽礼拝のポーズに入ったので、
理解しやすかったです。

「英雄のポーズ」の股関節の開きにむけたレッスン

英雄のポーズは脚を大聞く開き、片方の膝を90度に曲げて、腰を落とし
骨盤の上に身体の中心を置くイメージでポーズをとります。
この骨盤の開きを、ベルトを使って練習します。

まず、座って膝を横に開き、足の裏同士を合わせて、股間に近づけます。
合蹠(がっせき)のポーズです。
足の上にベルトを乗せ、ベルトの両端を手で持って、足がより股間につくように
手前に引きます。
その態勢で上半身を後ろに倒し、仰向けに寝ます。
少し、足と股間との距離が空くので、さらにベルトを手前に引き、
かかとを股間につけます。
両手をマットの端を持ち、横に引っ張るようにして
息を吸いながらお尻を持ち上げます。
息を吐きながら、背中だけマットにつけます。お尻は浮いたままです。
さらに息を吸って、お尻を持ち上げます。おへそが天井から引っ張られているイメージです。
息を吐きながら、お尻は下げず背中だけマットにおろします。

この動きを5呼吸ほど続け、最後に吐きながらゆっくりとお尻をマットにつけて
全身の力を抜きます。
股関節を柔らかくし、無理なく開きやすくするトレーニングです。

この後、英雄のポーズをとると、股関節や骨盤周りの関節は柔軟性が出て、
軸が安定しやすくなりました。

レッスンを終えて

ヨガのレッスンの5日目ということで、太陽礼拝のポーズにも慣れてきて、
最初は腕がプルプルして辛かった「下を向いた犬のポーズ(ダウンドック)」が、
辛くならなくなってきました。

でも、まだ「英雄のポーズ」がどうしても苦手で、
太股がプルプルして痛くて辛いし、下半身が安定していないせいか
手を上に伸ばすとグラグラしてしまいます。

下半身の脚の筋肉が弱いのは昔からでしたが、
周りの人と比べても、その弱さは明らかでした。

下半身を鍛えること、英雄のポーズをマスターすることを目標に
次のレッスンに励むのでした。