ヨガの歴史~静的なヨーガと動的なヨーガ~

Rudramandir Sacred Space Yoga StudioRudramandir Sacred Space Yoga Studio / Ed Bierman

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
この 作品 は クリエイティブ・コモンズ 表示 – 継承 2.1 日本 ライセンスの下に提供されています。

静的なヨーガの始まり

世界の根本的な成り立ちの理由(世界の根本原因)や、物や人間の存在の理由や意味など、
見たり確かめたりできないものについて考える哲学の一分野を形而上学(けいじじょうがく)
と言います。

2世紀~4世紀頃、パタンジャリというインドの文法学者は
『ヨーガ・スートラ』という重要文献をまとめました。
これは、解脱への実践方法を体系づけるもので、
サーンキヤ学派(ダルシャナ(インド哲学)の精神原理と物質原理を分ける二元論を唱える学派)
の形而上学を理論的な基礎としています。

この『ヨーガ・スートラ』では、
「ヨーガとは心の働きを抑制することである」の定義から始まり、
三昧に至るまでの具体的方法としての八階梯と、
その背景にある思想が述べられています。
この沈思瞑想による修行は、日本の仏教の「禅」につながっています。

『ヨーガ・スートラ』について

『ヨーガ・スートラ』の内容は、主に観想法(瞑想)によるヨーガ、静的なヨーガで、
「ラージャ・ヨーガ」(=王・ヨーガ)と呼ばれています。
その方法がアシュターンガ・ヨーガ(八階梯のヨーガ)と言われる
8つの段階のヨーガです。

・ヤマ(禁戒)
・ニヤマ(勧戒)
・アーサナ(座法)
・プラーナーヤーマ(調気法、呼吸法を伴ったプラーナ調御)
・プラティヤーハーラ(制感、感覚制御)
・ダーラナー(精神集中)
・ディヤーナ(瞑想、静慮)
・サマーディ(三昧)
(『解説ヨーガ・スートラ』『魂の科学』参照)

この『ヨーガ・スートラ』を根本教典として「ヨーガ学派」が成立しました。
「ヨーガ学派」は、ヨーガの実践により心身を統一し、解脱を目指す学派で、
ダルシャナ(インド哲学)のうちシャド・ダルシャナ(六派哲学)の
1つに位置づけられています。

「ヨーガ学派」は「サーンキヤ学派」と対になり、
ヨーガを理論面から基礎付ける役割を果たしています。

『ヨーガ・スートラ』では、ヨーガを次のように定義しています。

【ヨーガとは心素の働きを止滅することである (『ヨーガ・スートラ』1-2)、
その時、純粋観照者たる真我は、自己本来の姿にとどまることになる
(『ヨーガ・スートラ』1-3)】

動的なヨーガの始まり

また身体を鍛錬するヨーガは、13世紀に始まる「ハタ・ヨーガ」と呼ばれる流派であり、
現在日本で行われている「ヨーガ教室」等もこの流派に入ります。

12世紀~13世紀には、タントラ(インドに古くから伝わる宗教の聖典(経典))的な
身体観を基礎として、動的なヨーガが出現しました。
これはハタ・ヨーガ(力(ちから)・ヨーガ)と呼ばれています。
現在世界中に普及しているヨーガはこのハタ・ヨーガの方法です。
内容としては難しい坐法(アーサナ)や調気法(プラーナーヤーマ)を重視し、
超能力や三昧を追求する傾向もある。

ヨーガはバラモン教、仏教、ジャイナ教の修行法でもありました。
また、ハタ・ヨーガの経典の中にハタ・ヨーガ・プラディーピカー、
ゲーランダ・サンヒター、シヴァ・サンヒターもある。

科学的な研究の始まり

科学的な研究は1920年代に開始されます。
インドマハーラーシュトラ州ロナワラ市に設立された
カイヴァルヤダーマ・ヨーガ研究所がその始まりの舞台となります。

インド中央政府はその後、 8校の“ヨーガと自然療法医科大学”を設置、
30校を超える大学にヨーガ学科を設置してきました。
その内の1つであるスワミ・ヴィヴェーカナンダ研究財団の教育部門は、
2002年5月、インド中央政府人的資源管理省よりヨーガ大学院大学として認定をうけ、
修士号・博士号を発行しています。

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